和歌山大学
教育学部技術教育・農学研究室
Lab.of Agronomy and Agricultural Education, Wakayama University
学校教育教員養成課程 教科教育コース[文科系・理科系]「技術」で生産技術を学び,
中学校技術科の教員免許,そしてさらに高等学校農業科の教員免許を取得しませんか。
詳しくは,こちら。

研究材料の一つ,マメ科草セスバニア(Sesbania cannabina )。
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それらの「もの」は、「自然にできる」だけではない。自然に対して働き掛けて「作る」必要があるのだ。「もの」を実際に作るには、まず人間の「労働力」、そこに「技能」が存在する。そして、「労働対象」があって、これに人間が働き掛けるために必要な手段、即ち「労働手段」が必要である。 これら3つが「生産力」として揃って、社会的生産が行えるのである。生産物を得るための各種の労働手段を体系化したものが「技術」というものであり、これを持つことで人間はサルから進化した。サルと人間の違いは道具を使うことにあるのではない。道具を作るだけでもない。安定した生存と生活のために必要な食べものを作り出す農の営みを身に付けたことである。 足元に目を転じてみよう。そこが地面であれば。そこには生命を育む土壌がある。その中、その上で、降り注ぐ太陽のエネルギーと動物たちの出す二酸化炭素から動物の生存のための糧と環境を造り出している緑の植物たち、そして、その間を物質が巡って行けるようにしている微生物たちがいる。 田畑には作物があり,緑豊かな高原の牧草地には土に根差した草があり,これを食む牛がおり,そして人間の食料に作り替えている。土・草・家畜・人間の輪の中にダイナミックな物質循環が秘められている。
これらの関係と役割を明らかにし、人類のために活用するのが、「生産利用」を目的にした「農学(広義)」であり、「自然を認識し、探究する」基礎自然科学と異なるところだ。 1992年6月の地球サミット,そして1996年11月の食料サミットを憶えているだろう。そこで話し合われた21世紀の地球規模の人類生存・生活の課題、食糧・環境・資源・エネルギー・平和等々、これらを解決し、未来を切り開くのは、生物的自然に働き掛ける農業・農学である。 この「技術」と「技能」を学校教育として「ヒトが人間になる」ために欠くことのできないものと捉え、そして、農学を専門に学び,高等学校農業科教員免許取得に至るのが教員養成課程 技術(農業)専攻である。ここでは,中学校技術科の内容(電気・機械・木工・金工・栽培)に加えて,作物生産と栽培環境,家畜生産・利用そのものを専門的に学ぶ。 そして,技術科あるいは農業科の教員として教育実践に活かし,それらの学習・研究成果を実際の場に還元すると同時に,それらの直接あるいは間接的な担い手になってくれることを期待している。 教授: 小林 民憲 |
大学等地域開放特別事業
"土とのふれあい" 2001年度の親子体験教室 ―「栽培して食べる」―の様子。
No. From 1/Oct/2001